IE5.1.7Jのシステムエラー対策
OS9.2.2J環境でもIE5.17Jはシステムエラー頻発で、いきなりフリーズして再起動するとゴミ箱にDownload Cache、IE Cache.waf、IE Cache.lckなどが入っているという状況が続いていました。割り当てメモリ増加、キャッシュ0設定、履歴数を5以下(0は逆にエラー誘発)にするなどのエラー対策から仮想メモリONまで、一通り対策を行っても改善できないので、「設計上の問題」と実用を諦めていました。 ところが、アピアランスのAQUAテーマを外したところシステムを巻き込んだ深刻なエラーがなくなりました。あまりにあっけないのでIE5をメインブラウザにして10日以上連続で酷使、他のブラウザやアプリもガンガン立ち上げて過酷にテストしましたが問題なし。Download Cacheなどがゴミ箱に入っている事はその後もありますが、いきなりシステムごとフリーズする深刻なトラブルはかなり減りました。IEのキャッシュ処理はアプリ側の問題が大きそうですが、AQUAテーマ外しでシステムが安定するのも確かなようです。アピアランステーマを標準以外に設定した状態でIE5のフリーズに悩まされている方は、一度、テーマを標準に戻してテストすることをオススメします。テスト中のIE5.17の主な設定は以下の通り。システム側はFinderのメモリ割当てを10倍にしています。 ![]() 割当てメモリ/64MB・履歴/250件・キャッシュサイズ/0M・仮想メモリ/OFF ![]() 上記環境で重大なシステムエラーは減る傾向ですが、履歴数を500に増やすとエラーの頻度が高くなるようです。2〜3度立て続けにシステムエラーを起こして、その後は再現しないケースが目立ったので、履歴は250件以下が妥協点と考えています。このほか長期利用で初期設定→Explolerフォルダ内のTemporary Filesフォルダにファイルが溜まることがあります。キャッシュ0設定にしておけばアプリ終了時にファイルは消されるはずですが、読み込み不良などで処理不能になるようです。これが原因でIE起動後スグにシステムごとフリーズを繰り返すトラブルに見舞われました。この問題はTemporary Filesフォルダ内のファイルを全て捨てる事で解決しています。 同じくExplolerフォルダ内のDownload Cacheファイルは通常4kですが、IEが原因不明のフリーズを繰り返した時に40k(DL途中でフリーズした場合は24MBなんて事も)になっている事が何度かありました。この場合もDownload Cacheファイルを捨てる事で問題を解決しています。原因不明のトラブルが続いている方は上記2点を再確認ください。また、2009年あたりからはWeb環境の変化でフリーズを連発して実用困難に陥っています。上記対策もWeb環境には効果なし。OS9のヤフオク動作問題(下記)をクリアできるなら、IE5.17はそろそろ退役かと思います。 |