ARROWS Z ISW11F

11Fはとにかく不安定。4.0.3アプデ後もスリープ復帰時にバックライトがぼんやり灯るだけで30秒近く何も表示しないなどのプチフリ残存。エコモード起動時が特にひどいのでNXエコを通常エコ→お手軽エコに変更でプチフリ解消と思いきや、しばらくするとバッテリ残量30%以下でプチフリ連発。エコモードオフでも解消せず重症化。この時は14MB以上に増大していた標準ブラウザのデータ消去で解消。ブックマークや設定が消えるうえ、しばらく使えば元の状態に戻るので上策とは言えませんが他に策がありません。

このため引退予定でしたが、2013.4.16にまさかのアップデート案内。しかもアプリ起動や画面表示に時間がかかる事象を改善とか。半信半疑でアプデしたら普通に使えるレベルに近づきました。アプリ起動や画面表示のプチフリ頻発、プチフチ→復帰不能→気付いたら再起動、発熱など気になる事象はだいぶ改善。その後、半年利用でスリープ復帰不能、スリープのまま電源落ちなどの変動作多発。これにWiFi接続/切断で30秒近いプチフリが加わります。プチフリ時にNX! comfort UI無反応アラートが出たので調べると、シーン毎にキャッシュ設定されるので未使用シーンは削除推奨。ついでにデスクトップ数も減らして、それもで続く動作不安定の原因は後半で。(苦笑)


11Fthumdata3

バッテリ持ち&受信感度の悪さを気にしなければギリギリICS実用端末ですが、ブラウザなどの定期的なデータ消去とサムネイル画像管理は必須。ファイルマネージャでDCIM/.thumbnailsフォルダ内に大量のサムネ画像を確認。特に920MB以上になる.thumdata3--ファイルの意味がわかりません。保存26枚/20MB以下の画像に1GBのデータベース(DB)って。同ファイルはIS12Sのアルバム利用でも生成されます。画像/動画が170MB以上プリインされる12Sの.thumdata3は9MB。この辺が正常値でしょう。

このファイル、消去してもKSfilemanager1.0.30以降を利用すると再生成します。内部ストレージ空き1.4GBのうち1GB占有では悪影響必至。1.0.6はサムネ非表示=DB問題がないので、しばらくKSfilemanager1.0.6とファイルマネージャ(サムネ表示可)アプリを併用で凌ぐことにしました。サムネはrhmsoft/fm/thumbnailsに溜まりますが、巨大ファイルは生成しません。


下記画像左上は11Fでファイルマネージャを利用中に出たアラート「残りストレージ4%警告」(宣伝?)。右上はその後に確認したメモリ使用状況(実行中アプリとRAM空き)。不要アプリなど停止しているので以前からこんな状態です。下段は警告直後に設定→ストレージ項目を確認した際のスクリーンショット。システムメモリも内蔵ストレージも1G以上の空きあり(外部SDも1.5G空き)。どう考えても残り4%ではありません。プチフリ頻発の現状を見る限り的外れとも言えないのでClean Masterアプリで確認したところ、ストレージ使用量は17%程度で全然余裕。ただしRAM使用量は90%以上……。

RAM使用量が90%以上になるとメモリ管理が厳しいようで、30秒程度のプチフリ頻発。タスクキラーでメモリ解放してもRAM使用量58%以下にできず、アプリを使えばスグに90%以上占有。やむなくClean Masterのタスクキラー/自動削除を90%設定でON。これでもダメで80%設定でプチフリ頻発を回避。タスク(RAM)クリアしながらバッテリの持たないICS端末としてなんとか使えるようになりました。長々書いた11Fの動作不安定原因は「RAM不足」に集約できそうです。よって、プチフリの完全回避は無理。RAMクリアを頻繁に行っても10〜30秒程度のプチフリは日に何度か経験します。OSバージョンの関係でプチフリしない12Sより空きRAMが多く、まめにRAMクリアしてもこの状態なので、CPU占有率など複合要素を考える必要もありそうです。色々と手を尽くしましたが、不治の病は確定なので、この機種も見切り時でしょう。

11F_err
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